FreeStyleリブレ センサー延長の備忘録

導入

 病院の予約日の関係などで、数日間だけリブレのセンサーの使用期限が切れてしまう状況というのは、1型糖尿病の方にとって「なくはない」ことかと思います。

 私はそういった場合にはこれまで、amazonや楽天でセンサーを購入して切り抜けてきましたが、如何せん、少し値段が高い…。

 

 そこで、病院の予約の関係で2日間だけ(病院で貰った)センサーが切れてしまった際に初めて、リブレセンサーの延長をしてみました。

 当記事はセンサーの延長を推奨するものではなく、実施は自己責任となりますが、本記事では備忘録として、実際に行った手順等を残しておきます。

 なお、今回は「無料で延長を行う」「使用するスマートフォンのOSはandroid」「普段はスマホのLibreLinkで血糖値の測定を行っている」の3点が前提となっておりますので、予めご了承ください。
 

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1型糖尿病発症から10年間のHbA1cの推移

 2022年で1型糖尿病を発症してから10年が経ったので、発症からのHbA1cの数値をまとめてみました。

 1型糖尿病の方でも、他人のHbA1cの推移を見る機会はあまりないかと思いますので、何か参考になるところがあれば幸いです。

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富士登山と1型糖尿病

 先日、人生初の富士登山へ行ってきました。

 肉体的・体力的な厳しさはあったものの、日本一の標高から見る景色はもちろん、雲の中や上を歩き、動物もいない無音の空間を味わうなど、色々と初めての経験ができたのが非常に良かったです。

 しかし、(1型糖尿病患者に常に付きまとう)血糖値管理にだけは非常に苦戦しました
 そのため今回は、実際の富士登山の血糖値推移を記録として残すことで、1型糖尿病の方が富士登山をする際の多少の参考や、「富士山に登ってみたいけど、1型糖尿病持ちだから不安」という方の判断材料にしていただければと思います。

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1型糖尿病患者=「配慮されない障害者」

 今日も1型糖尿病の、月1度の外来に行ってきました。

 もちろんタダで受診して薬も貰える、というわけではありません。

●今回の受診料:約8,600円
●今回の薬代:約3,400円

 これでも今回は安い方です。
 血液検査の検査項目が多かったりすると、受診料だけで1万円することもありますからね。

 そして、この受診料と薬代は、月に1度、“永続的に”発生します。
 1型糖尿病は、膵臓の一部細胞(*1)が“死滅”するため、原理的に治らないのです。そのため、毎月毎月(死ぬまで)、1万数千円(*2)を払い続けることになります。

 また、1型糖尿病患者の負担は、上記の受診料と薬代だけに止まりません。

 この世の大半の人は、自宅内に病院や薬局があるわけではないですよね?
 当然、通院にかかる時間=機会費用の損失が発生します。

 さらに、受付けを済ませたら、何らかの(あまりに)高度なテクノロジーによって一瞬で診察と処方箋の発行、薬の処方が済むわけでもありませんから、そこでも時間=機会費用の損失が生じます。

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1型糖尿患者が考えていること

 全国的な調査が未だに行われていないため、1型糖尿病(IDDM)患者の正確な人数は分かりませんが、

2007年の厚生労働省の資料では、”約1万人強”。
②2009年度の難病情報センター、「多施設共同研究:劇症1型糖尿病の診断マーカー同定と診断基準確立班」の資料では、推定で”1万6千人”。(*リンク切れ)
③人口が日本の2倍以上であるアメリカにおける14歳以下の患者数は、推定で62,600人。人口が日本の約2/3のドイツでは、推定で14,600人。(リンク

 
 とされていること等から、 日本の1型糖尿病患者数は、少なくとも1万人強、多くて2~3万人程度かと思います。

 いずれによ、患者数はかなり少ないと言えるでしょう。
 そのため、周りに1型糖尿病患者がいるという方は稀であり、自分以外の1型糖尿患者が1型糖尿病をどのように考えているかを知る機会も多くはないはずです。

 というわけで、他の1型糖尿病患者が一体、1型糖尿病についてどう思い、何を考えているのかを知る道具にしてもらうため、この記事では、私のtwitterでの1型糖尿病に関するツイートを、簡単なコメントを付けながらまとめていきます。

 1型糖尿病患者でない方(特に政策立案の類に携わる人)も、ぜひこれを、1型糖尿病患者がどんなこと考えて生きているかを知る機会にしてください。
 (1型糖尿病については、日本IDDM ネットワークや、糖尿病情報センターのページなどを参照。生活習慣を主な起因とする2型糖尿病との違いには要注意)

 ただし、「(他の)1型糖尿患者は皆、こんなことを考えているのか」などとは思わないでくださいね。あくまでも、1型糖尿病患者の”一例”です。


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筋トレを習慣化するためのアドバイスなど

 「筋トレの効能+1型糖尿病と筋トレ」は当ブログ最初の記事であり、書く際にそれほど時間等を割いたわけでもないのですが、ありがたいことに継続的にアクセスがあり、livedoorブログからの移転前、移転後共に、1番閲覧数の多い記事となっております。
 それだけ筋トレに関しては皆さん(特に糖尿病患者の方)、関心があるということでしょうか。

 そこで、皆さんが筋トレを習慣化する助けに少しでもなればと、私が筋トレを習慣化するまでに意識したことなどを(おまけとして)以下に記したいと思いいます。
 筋トレを習慣化するために、ぜひ参考にしてください。

(この記事は、「筋トレの効能+1型糖尿病と筋トレ」におまけとして書き加えていたものを分離し、加筆したものです)

——目次——
・筋トレを習慣化するまでの流れ
 ①筋トレの効能を知る
 ②筋トレをするメリットを考える
 ③簡単に筋トレのメニューを調べる
 ④実際に筋トレをしながら、メニューを組み立てていく 

・筋トレを習慣化するために重要なポイント
 ■「筋トレをするスペース」を”常に”確保する
 ■記録をとる
 ■筋トレの道具について
 ■筋トレ前の補食


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1型糖尿病とテニス②(血糖値の調整等記録

 前回の記事(10/10)時点から、何故かほぼ週に1回テニスをしています。…学生でもなければ、リタイアした身分でもないのですが…。

 …まぁ、せっかくなので、この記事にて、テニス時のインリン(アピドラ)の注射量や血糖値などの記録を残していこうかと思います。はい。

2016-11-02

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1型糖尿病とテニス

 昨日の体力測定に続き、今日はテニスをしてきました。

2016-10-10

 さて、テニスをするのも今回で6回目くらいなので、血糖値の調整もある程度慣れているつもりです。

 テニス開始1時間ほど前に朝食を摂り、食後血糖値(安静時)が180mg/dL程度になるようにアピドラを注射(6単位)して調整
 そして、合間合間にポカリスエットから糖質を20gほど補充しながら、テニスを2時間実施

 これで終了時の血糖値は 100mg/dL くらいになる「予想」でした。

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1型糖尿病と体力測定

 今日は、「ぬまづ健康スポーツ祭」(静岡県沼津市)に参加し、体力測定(テスト)を行ってきました

 高校を出て以来、体力測定の類をする機会はなく、「現状の体力を一度測っておきたい」と定期的に考えてはいたのですが、「今度とお化けは出た例がない」の言葉の通り、考えるだけで実行は先延ばしになっていました。
 しかし、幸いなことに現在、少し時間に余裕がある身となっているため、「…このタイミングしかない。今の内に一度やっておこう」と思い立ち、参加に至りました。

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