ネット上のコンテンツ制作者への支援について思うこと

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 本日ニコ動で、「【ブラック★ロックシューター】コゲ犬ASKぽこたGero蛇足that湯毛」を見て、懐かしさを覚えるとともに、ふと“悲しさ”を感じました。

 そして……

  ニコ動だけ、そして、その中で私が好きだった制作者さんだけでも、振り返ってみれば多くの人が去ってしまいました。

 例えば……

・ドリ音P

 

・ゆっきP

 

・森永ふんふん さん

 

・Nモリっち さん

 

・カマトロP

 

・ソラユニP

 

・nikonikosatou さん(いいテーピングの人)

 

・介党鱈P

 

・ポン さん

 

・ake さん

*「【東方】ナポリタン東方1【手書き】」跡地

 …キリがないのでこの辺で止めておきましょう。

 上記の方々を含め、辞めていった方の中には、まさにニコ動を足がかりに「羽ばたいて」いった方や、youtubeなどへ移行した方、やむを得ない事情で引退した方、逆に満足して引退した方などもいるはずです。

 しかし、単純に(視聴者の反応などを含めた)報酬が小さすぎるがために辞めてしまった方、続けられなかった方もいることでしょう。

 無料で公開されるネット上の個人製作のコンテンツについては、特に日本人は「制作者への支援」ということにまで目が向かず、“ただコンテンツを消費するだけ”になっている人が、まだまだ多いように思います。

 しかしそれでは、あなたが価値を認めるコンテンツは(作者が技能的には続けられる範囲内においても)続いていかない可能性があるのです。

 冒頭で述べたことの繰り返しになりますが、“あなたが”価値を認めるものには、“あなたが”支援をすべきなのではないでしょうか

 ソフトフェアや同人誌の制作者などに対しては、そのような行動を積極的に採れる方がそれなりに多くいるように見受けられますが、動画や文章といったネット上のコンテンツでも同じなのです。同じように人間が作っているのです。
 彼らにも、承認や称賛、金銭といった報酬が当然必要なのです。(そして、制作物に対する十分な報酬が得られれば、彼らが採り得る選択肢の幅=自由も広がります)

 

 金銭の支援となると、途端に拒否感を覚える方も多そうですが、しかし、現代資本主義社会においては、“価値のあるモノ”には金銭が支払われるのが原則です。
 その原則が順守されなければ、価値あるモノは資本主義制度内に存在し得ず、(原理的には)必然的に消えていきます。

 だから、コンテンツの受け手側はもっと金銭的な支援をしてもよい、いや、すべきであり、作り手側もそれを受け入れる姿勢を持つべきだと思うのです。

 

 受け手側は価値があると認めるモノに出合った場合、まず作者を承認・称賛しましょう。また、(コンテンツの性格によっては)そのモノについての情報を拡散しましょう。

 そして、金銭的な支援を積極的に行いましょう。それは資本主義社会においては“正しい”評価方法に他なりません

 もちろん、価値を認める全てのコンテンツの作者に大きな額を支援をすることは、(一部の富裕層を除き)不可能です。
 小さい額でもいいと思うのです。例え50円であったとしても、100人から集まれば5,000円になります。1,000人なら50,000円です。

 動画サイト等からの広告収入に加えてそれだけの援助が入れば、制作者の支えとなるでしょう。

 これ自体はコンテンツの受け手側が、すぐできることです。

 

 問題は作り手側です。

 個人で行う(本業ではない)制作物によって(直接的に)金銭を得ることに抵抗がある方が、まだまだ多いのではないでしょうか。

 しかし、既に述べたように、現代資本主義社会においては、価値あるモノに対しては金銭が支払われるのが原則です。

 受け手側が価値を認めたのなら、金銭を送ってくるのは本来、必然的なことなのです。
 それに何らかの道徳的な理由をつけて批判するなど、無思考で特定の物語を受け入れてその中を漂うだけの、ただの“お人形さん”がすることにすぎません。

 気にすることなく受け入れましょう。
 SNSでのいいねなどと大差ないと理解しましょう。

 

 今は口座などの個人情報を公開しなくても、メールでamazonギフト券(*15円から可)などを贈ることができます。

 ただ、メールアドレスを公開しておくだけでは、贈る側が「作者さんが気を悪くしないだろうか……」と尻込みしてしまう可能性もあります。
 だからといって、「amazonギフトでの援助(=評価)を受け付けています!」と書くのは、今度は制作者側が尻込みしてしまうでしょう。

 そこで私がお勧めしたいのは、kampa! などの(窓口として分かりやすい)サービスを利用すること。

 Kampa! であれば、贈る側に必要なのはamazonアカウントだけ(匿名で送れます)、受け取る側に必要なのもtwitterのアカウント(と、ギフト券を使うためのamazonアカウント)だけで済むので、互いにとって利用のハードルが低くなります。
 また、一度ページを作ってしまえば、後はそのページのURLを貼っておくだけで済むので、作り手側に余計な手間はかからず、心理的な負荷もありません。

(Kampa! については、コチラの記事を参照)

 

 コンテンツへの評価として金銭を送ること、そしてそれを受け取ることは、決して卑しいことではありません。
 むしろ、資本主義社会の構成員であるならば、そうしていなければおかしいのです。反制度的ともいえる状況です。社会的に反制度的という謎の状況なのです。

 歪な現在の状況を、少しずつ変えていきましょう。


—–18/06/28:追記—–
 ある動画投稿者さんにKampa!の利用を薦めたところ、実際に利用を始め、結構な額の投げ銭が集まっているようです。

 以下、その際の流れです。

 

 


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*この記事は、自戒を多分に含んでおります。ご了承ください。


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