A561/DのCPU交換 ( i5-2520M → i7-2620M)

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前置き

 3年ほど前に“一時的に”使うために買った、企業落ち中古のFUJITSUのA561/D。

 何だかんだで日常使いになり、これまでほぼ毎日使ってきましたが、最近、ネットブラウジングでさえ、挙動が怪しくなってきました。

 さすがに買い替え時期なのでしょうが、「買い替えるならグラボの値段が落ち着いてからWindows11に対応しているものを買いたい」との考えから、それまではA561/Dに延命してもらうことにしました。

 まず行ったのは、HDDからSSDへの換装と、メモリの増設。
 それらについては↓のツイートを見てもらうことにしまして、

 これらのおかげで動作が非常に良くなり、だいぶPCが息を吹き返した感じがしますが、どうせやるなら、やれるところまでやってしまおうと思い立ち、CPUも交換してみることにしました。

前準備

 今回はまず、cpu.pc-usersというサイトにて、搭載されているi5-2520Mの対応ソケットと、そのソケットに対応している上位CPUを確認しました。

 結果、i5-2520Mの対応ソケットは、「PPGA988」

 
 そして、PPGA988に対応している上位CPUは、i7-2620Mのみ

 ほぼ性能は変わらないように見えますが、今回は唯一対応が確認できたこのi7-2620Mに交換することにしました。

 さっそく、ヤフオクにて購入。
 送料込みで5,500円となりました。(高い)
 なお、偽物を掴まされる可能性を下げるため、過去の取引件数が多く、評価、特にCPU購入者からの評価に問題のない出品者から購入しました。

 到着した商品がこちら。

 ピン折れなどもなく、見た感じは問題なさそうです。

 グリスなどは、無水エタノールを沁み込ませたティッシュでふき取っておきます。

 

CPU交換作業

 分解作業を開始。

 まずは、ディスプレイを破損しないよう、緩衝材をディスプレイとキーボードの間に挟んでおきます。(多分やらなくても大丈夫です)

次にバッテリーを外し、

メモリとSSD(HDDから換装済)も外しました。
おそらくメモリは蓋だけ外しておけば大丈夫です。(一応、外しておいた方が安全かと思います)

 なお、メモリは銀色の金属部分を外に広げれば外れ、SSD(HDD)はマウンタ(銀色のやつ)ごと画面の向きで右に引っ張れば外れます。

 そこから、ひたすら見えているネジを全て外し、カバーを外します。

 右上の三角形の金属部の下にCPUがあるので、ネジを外し、ヒートシンクを取り外します。
 CPUファンの埃が凄かったので、今回は一緒に取り外しました。

 取り外したら、エアダスターで埃を飛ばしておきます。

 
 合わせて、無水エタノールを沁み込ませたティッシュで、ヒートシンクについたグリスをふき取っておきます。

 続いて、CPUソケットの黒いネジのような部分にマイナスドライバーを差し込み、鍵が開いたマークの方に回すと、CPUが浮いて取り外せるようになります。

 取り外したら、新しいCPUにグリスを薄く塗って、取付けます。

 
 あとは先ほどの逆を行うだけ。
 CPUについた△マークが、ソケットの△マークと同じ位置になるように置けば、CPUの向きが合います。

 ※写真では黒いネジがロックの方向に回りきっていませんが、この後回しています。

 残りの各パーツとケースを戻せば、完了です。

動作確認

 まずはbiosにて確認。

 Windwos上でも問題なし。

 設定 → システム → 詳細情報 で確認できます。

 最後に、CINEBENCHでベンチマークを測定。

 左がi5-2520M、右がi7-2620M。
 Multi Coreは1382ptから、1491ptに。Single Coreは584ptから638ptになりました。

 …まぁ、cpu.pc-usersで確認した時にある程度は予想していましたが、ほぼ変わっていませんね。
 体感上も、「ほんの少し挙動が良くなったような気がしないでもない」といった程度です。

 結果、「CPU交換という機会を買った」だけになった気がしますが、内部の掃除もできましたし、全くの無駄ではなかったですかね…。

 以上、i5-2520M搭載のA561/DのCPUの交換をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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