優待株への先回り投資 記録(2025年)

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 2021年の7月まで行っていた株主優待株への先回り投資の実験を再開。
 毎月10万円ほどを投入し、その結果をこちらに記録していきます。

 ご興味ある方はぜひ参考にしてください。

 2021年の記録はコチラ↓

株主優待への先回り投資とは?

 株主優待のある株に対し、権利確定日に向けて株価が上がるのを狙って投資する手法。
 私は 柳橋義昭『安定的に利益を出せる 先回りイベント株投資』を参考に、(原則)権利確定月の前月一日に株を買い、前月末日に売る方法採っています。

例)東建コーポレーション(1766)
  権利確定月:4月 → 3月月初購入、3月月末売却

 なお、銘柄は独自に集計したデータに基づき選定し、銘柄によっては権利確定月の前々月に購入しています。

利用口座

 以前(2021年)は単元未満株(100株未満で購入できる株)の取り扱いの多さからSBIネオモバイルを利用していましたが、色々あった上にサービス終了してしまったため、今回はSBI証券を利用しています。

 楽天証券などよりも単元未満株の取り扱いも多く、日株積立もこの手法では便利(単元未満可、株数・金額の指定可)なのでオススメです。
 口座開設の際はコチラからどうぞ。

2025年1月(確定済)

・購入株(権利確定月:2月)
 :トランザクション(7818)、カネ美食品(2699)、ワイズテーブルコーポレーション(2798)、AFC-HDアムスライフサイエンス(2927)、ピックルスホールディングス(2935)、ジェイグループホールディングス(3063)、WDI(3068)、アレンザホールディングス(3546)

・購入額:95,710円
・売却額:96,106円
・損益額:+398円
・損益率:+0.4%

 優待先回り投資を再開しようと思い付いたのが1/14。購入を急ぐため最低限のデータ収集だけを行い、1/16に株式を購入しました。

 「月半ばからの開始」という要素に不安を覚えながら開始しましたが、結果はギリギリでプラスに。
 ただ、各銘柄の月間の騰落率↓を確認すると、月初から始めていれば、もっと大きくプラスになっていましたね…。

 次回はきちんと月初から購入できるよう、準備をします。

 また、今回は時間がなかったため、前回にデータを作成した2021年よりも後に優待を新設した株についてはデータ収集できず。今後は2022年以降に優待新設した株のデータも収集・分析していきたいところです。

 なお、同月の日経平均の騰落率は-0.93%。日経平均には勝つ結果となりました。

2025年2月

・購入株
(権利確定月:3月)
 :焼肉坂井ホールディングス(2694)、FOOD&LIFE COMPANIES(3563)、キムラユニティー(9368)、NECキャピタルソリューション(8793)、タカラトミー (7867)

(権利確定月:4月)
 :東和フードサービス(3329)、ベルグアース(1383)、正栄食品(8079)、テンポスホールディングス(2751)

・購入額:94,429円
・売却額:95,796円
・損益額:+1,367円
・損益率:+1.4%

 今回から前回2021年に実施した際と同様に、権利確定月の前々月の銘柄購入を開始。
 しかし、前回から購入銘柄がほぼ総入れ替えとなり、被ったのは東和フードサービス(3329)のみに。これは2022年以降に優待を廃止した会社が多かったことと、2021年まではよかったものの、2022年以降に権利確定月の前月・前々月の値動きが悪くなった銘柄が多かったことが理由となります。

 そして、前回の2021年は+3.7%で着地しましたが、今回は+1.4%で終了。
 好決算のFOOD&LIFE COMPANIES(3563)が大きなプラスを生んでくれた一方で、高値掴みになってしまったタカラトミー (7867)が足を引っ張った形に。

 正直、少し確認をすれば2/1時点でタカラトミーが高値にあることは分かったかと思いますが、個別にファンダメンタルズ分析やテクニカル分析を行うなら、この投資手法の意義はかなり小さくなりますし、より銘柄選定に時間もかかるので難しいところです。
 また、FOOD&LIFE COMPANIESの株価上昇も、この手法の本筋であろう”アノマリーに賭ける”という要素から外れているか否か判断し辛いので、今後の結果次第では、この手法の運用方法を考えていく必要があるかもしれません。

 ただ、同月の日経平均の騰落率は-4.56%なので、日経平均にはしっかり勝っています。

2025年3月

・購入株
(権利確定月:4月)
 :トーエル(3361)、テンポスホールディングス(2751)、柿安本店(2294)
、東和フードサービス(3329)、アイ・ケイ・ケイホールディングス(2198)、ベルグアース(1383)、ギフトホールディングス(9279)、ファースト住建(8917)

(権利確定月:5月)
 :銚子丸(3075)、小津産業(7487)、三機サービス(6044)、イーサポートリンク(2493)、サツドラホールディングス(3544)、岡山製紙(3892)、東武住販(3297)、ライク(2462)、オオバ(9765)

・購入額:104,658円
・売却額:105,861円
・損益額:1,203円
・損益率:+1.1%

 日経平均等は下げ基調、且つアノマリー的にも「彼岸底」で相場は厳しそうな3月。一方で、先回り投資的には有望な株が多い月でもありますが、果たして…。

 結果は+1.1%での着地。正直、データを集めるのにかかっている時間等に見合うリターンではありません。
 しかし、同月の日経平均の騰落率は-5.32%だったため、日経平均には大きく勝っていることになります。

 1, 2月の結果を見ても、いずれも日経平均の騰落率はマイナスだったのに対し、この手法での投資はプラスで終えられてはいるので、案外”強い”投資手法なのかもしれませんね。

 余談ですが、1株しか買っていないギフトホールディングスの下げが酷過ぎやしませんかねぇ…。この株がなければ、それだけで損益率は+1.9%まで上がっていたのですが…。

2025年4月

・購入株
(権利確定月:5月)
 :ライク(2461)、イーサポートリンク (2493)、オオバ(9765)
、大光(3160)、SUMINOE(3501)

(権利確定月:6月)
 :北海道コカ・コ-ラ(2573)、千趣会(8165)、ホットランド(3196)、日本マクドナルドHLDG(2702)、オルバヘルスケアHLDGS(2689)、アイ・ピー・エス(4335)

・購入額:78,589円
・売却額:
・損益額:
・損益率:

 3か月連続で日経平均が下がり続ける中、トランプ関税の影響で下げが更に加速しそうな様相を呈している4月。
 アノマリー的には「4月効果」で上場傾向の強い月とされていますが、さすがに関税の影響を打ち消すのは難しそうです…。

 また、優待株への先回り投資でメインの投資先となる5月権利確定の銘柄に、(手法的に)有望な銘柄が少ないのも厳しいところ。
 正直、今月はこの手法での投資は辞めておこうかと思いましたが、実験として行っている面が強いため、比較的マシと思われる4銘柄に少額を入れ、6月権利確定の銘柄に少し厚く振ることで、今月もエントリーしました。

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