2025年に1年を通して実験をし、一定の有効性を確認できた優待株への先回り投資。
2026年も継続し、前年同様、毎月10万円ほどを投入して、その結果をこちらに記録していきます。
ご興味ある方はぜひご覧ください。
2025年の記録はコチラ↓
株主優待への先回り投資とは?
株主優待のある株に対し、権利確定日に向けて株価が上がるのを狙って投資する手法。
私は 柳橋義昭『安定的に利益を出せる 先回りイベント株投資』を参考に、(原則)権利確定月の前月頭に株を買い、前月末に売る方法を採っています。
例)東建コーポレーション(1766)
権利確定月:4月 → 3月月初購入、3月月末売却
なお、銘柄は独自に集計したデータに基づき選定し、銘柄によっては権利確定月の前々月に購入しています。
利用証券口座
2025年に続き、2026年もSBI証券を利用しています。
楽天証券などよりも単元未満株の取り扱いも多く、日株積立もこの手法では便利(単元未満可、株数・金額の指定可)なのでオススメです。
2026年1月(確定済)

・購入株
(権利確定月:2月)
:カネ美食品 (2669)、ピックルスHD (2935)、ジェイグループHD(3063)、AFC-HDアムスライフサイエンス(2927)、北の達人コーポレーション(2930)、トランザクション(7818)、WDI(3068)、アズ企画設計(3490)、バロックジャパンリミテッド(3548)、クリエイト・レストランツHD(3387)、オンワ-ドHD(8016)、リテールパートナーズ(8167)
(権利確定月:3月)
:大戸屋HD(2705)、NECキャピタルソリューション (8793)、関門海(3372)、アグレ都市デザイン(3467)、焼肉坂井HD(2694)、ダイショー(2816)、ヤマダHD(9831)、ベルーナ(9997)、キムラユニティー(9368)、VT HD(7593)
アノマリー的には、「1月効果」による株高が期待される1月。
優待株への先回り投資的にも、割と強い月となっています。
一方で、日本株市場としては、高市政権による政策への期待感による相場の下支えの継続、企業業績堅調、円安進行などの好材料も並びつつ、対中リスクの高まり、日銀追加利上げ観測、米国市場の後退懸念などの悪材料も並ぶ、難しい状況に。
1年の相場を占うとも言われる1月。当手法でもしっかりと結果を出せるのか。期待したいところです。
・結果
・購入額:100,924円
・売却額:101,931円
・損益額:+1,007円
・損益率:+1.0%
→ 結果は+1.0%での着地。
同期間の日経平均の騰落率は4.53%、TOPIXは9.71%。昨年10月以来の、日経平均にもTOPIXにも大敗する結果となりました。
株式市場としては、衆議院解散を受けた高市政権への更なる政策期待、日銀の経済見通し上方修正、米国の対中関税撤回等の好材料により、昨年からの半導体株関連のハイテク銘柄、防衛・造船銘柄の好調が続き、電線・電力インフラセクターもAI関連銘柄に引っ張られる形で大きく上昇。金利正常化による銀行株の上昇も見られました。
当手法的には、ハイテクや防衛、電力などのセクターを含みにくいことから恩恵を受けられず、年初の株高の悪影響だけを強く受けた形に。
また、内需株がコストプッシュ型インフレ負け、インバウンドの弱含み等の悪材料に加え、選挙前の不透明感という選挙の悪影響を受けたことも、パフォーマンスの低さを招いたと考えられます。
総じて、昨年から見られる「強い上昇相場には乗れない」という当手法の性質が強く表れた月だったと言えるでしょう。
2026年2月(確定済)

・購入株
(権利確定月:3月)
:焼肉坂井HD (2694)、キムラユニティー (9368)、FOOD & LIFE COMPANIES (3563)、本田技研 (7267)、アグレ都市デザイン (3467)、サンリオ (8136)、進学会HD (9760)
(権利確定月:4月)
:柿安本店 (2294)、くら寿司 (2695)、テンポスHD (2751)、グリーンエナジー&カンパニー (1436)、フリービット (3843)、Hamee (3134)、東和フードサービス (3329)
・結果
・購入額:106,274円
・売却額:113,104円
・損益額:+6,831円
・損益率:+6.4%
→ 結果は+6.4%での着地。
同期間の日経平均の騰落率は9.85%、TOPIXは9.49%。「強い上昇相場には乗れない」という当手法の性質から1月に続き、日経平均にもTOPIXにも負ける結果となりました。
2026年3月(確定済)

・購入株
(権利確定月:4月)
:トーエル (3361)、東和フードサービス (3329)、ファースト住建 (8917)、ベルグアース (1383)、柿安本店 (2294)
(権利確定月:5月)
:小津産業 (7487)、毎日コムネット (8908)、ヤマシタヘルスケアHLDGS (9265)、三機サービス (6044)、東武住販 (3297)、オオバ (9765)、イーサポートリンク (2493)、ニイタカ (4465)、岡山製紙 (3892)、ハニーズHD (2792)、SUMINOE (3501)
・結果
・購入額:101,364円
・売却額:96,967円
・損益額:-4,397円
・損益率:-4.3%
→ 結果は-4.3%での着地。
同期間の日経平均の騰落率は-11.92%、TOPIXは-9.91%。
中東情勢の急激な悪化による原油高を受け、日本株市場は大幅な調整局面に。本手法で選定された銘柄も全体的に株価を下げましたが、日経平均やTOPIXに比べ、下げ幅は小さく済みました。これは先月、先々月とは逆に、「調整・下落局面に強い」という投手法の性質が明確に表れたと言えるでしょう。
(1日売却を待てばよりマイナス幅は小さくなりましたが、投手法は「実験」として行っているため、きっちり3/31に売却しました…)
2026年4月(確定済)

・購入株
(権利確定月:5月)
:イーサポートリンク (2493)
(権利確定月:6月)
:北海道コカ・コ-ラ (2573)、日本マクドナルドHLDG (2702)、かんなん丸 (7585)、魁力屋 (5891)、エリアクエスト (8912)、マーケットエンタープライズ (3135)
・結果
・購入額:101,948円
・売却額:102,656円
・損益額:+708円
・損益率:+0.7%
→ 優待株への先回り投資を始めて以来、当手法的には最弱かと思えるほど銘柄群が弱かった4月。結果は、+0.7%での着地に。
同期間の日経平均の騰落率は+14.1%、TOPIXは+4.8%。
調整・下落局面に強い一方、そこからの回復は遅いという可能性を示す結果となりました。
…この投資手法に果たして価値はあるのか。1年トータルでの結果が(ある意味)楽しみです。
2026年5月(確定済)

・購入株
(権利確定月:6月)
:北海道コカ・コ-ラ (2573)、ベルパーク (9441)、かんなん丸 (7585)、フジオフードG本社 (2752)、ペッパーフードサービス (3053)、アーバネットコーポレーション (3242)、エリアクエスト (8912)、トラストホールディングス (3286)
(権利確定月:7月)
:不二電機工業 (6654)、バルニバービ (3418)、あさくま (7678)、NATTY SWANKYホールディングス (7674)
・結果
・購入額:101,752円
・売却額:102,324円
・損益額:+572円
・損益率:+0.6%
→ 当手法的にはやや弱いものの、4月よりはマシな銘柄群が揃っていた5月。結果は+0.6%での着地。
同期間の日経平均の騰落率は+11.71%、TOPIXは+6.41%。
中東紛争の終結期待から、半導体、データセンター関連のハイテク関連株が上昇し、日経平均株価は史上最高値を更新。
一方、ハイテク関連株の恩恵をほぼ受けない当手法は、先月に続き日経平均にもTOPIXにも大敗。現状では、「1カ月間での売買」という性質も併せて考えると、バリュー・ハイテク株優位時に当手法を採用する意味は0に近いことになりそうです…。
2026年6月(確定済)

(権利確定月:7月)
:Casa (7196)、あさくま (7678)、ダイドーグループホールディングス (2590)、タカショー (7590)、アクシージア (4936)、ニッソウ (1444)
(権利確定月:8月)
:カネ美食品 (2669)、バロックジャパンリミテッド (3548)、リテールパートナーズ (8167)、キャンドゥ (2698)、イートアンドHLDG (2882)、コメダホールディングス (3543)、AVANTIA (8904)、ジェイグループHD (3063)、良品計画 (7453)、銚子丸 (3075)、ケイティケイ (3035)
・結果
・購入額:101,235円
・売却額:103,840円
・損益額:+2,605円
・損益率:+2.6%
→ 結果は+2.6%での着地。
同期間の日経平均の騰落率は+5.63%、TOPIXは1.23%。
途中調整は入ったものの、先月に続き半導体、データセンター関連のハイテク関連株が株価をけん引し、日経平均株価は月間終値で7万円到達。商社、自動車株等の不振により、TOPIXの伸び幅は縮小。
一方、ハイテク関連株の恩恵をほぼ受けない当手法は先月に続き日経平均には負けたものの、ジェイグループHD (3063)が躍進した(5月に発表された株主優待拡充の影響を強く受け、記念優待への期待感も下値を支えた)ことなどで、TOPIXは上回る結果に。
2026年7月(確定済)

(権利確定月:8月)
:ジェイグループHD (3063)、キャンドゥ (2698)、AVANTIA (8904)、AFC-HDアムスライフサイエンス (2927)、ソーバル (2186)
(権利確定月:9月)
:焼肉坂井HD (2694)、新日本製薬 (4931)、トリドールHLDG (3397)、大戸屋HD (2705)、ケーズホールディングス (8282)、森永乳業 (2264)、丸大食品 (2288)、上新電機 (8173)、ミアヘルサホールディングス (7129)、ヤマダHD (9831)、王将フードサービス (9936)、ダイショー (2816)、日本管財ホールディングス (9347)、ベルーナ (9997)、コロワイド (7616)、カッパ・クリエイト (7421)、ソフィアホールディングス (6942)
・結果
・購入額:101,727円
・売却額:105,898円
・損益額:+4,170円
・損益率:+4.1%
→ 結果は+4.1%での着地。
同期間の日経平均の騰落率は-8.14%、TOPIXは-0.41%。
これまで好調だったAI・半導体関連銘柄が米ハイテク株安や韓国株安を受けて下落し、日経平均株価は大きくマイナス。TOPIXも微減。
一方、AI・半導体関連銘柄下落からの循環物色によりバリュー株に資金が流れたことで、当手法選出の銘柄は全体的に好調。日経平均もTOPIXも大きく上回る結果となりました。
2026年8月(確定済)

(権利確定月:9月)
:サンリオ (8136)、丸大食品 (2288)、タカラトミー (7867)、ルネサンス (2378)、ダイショー (2816)、大冷 (2883)、マツキヨココカラ (3088)、トリドールHD (3397)
(権利確定月:10月)
:ロック・フィールド (2910)、アートグリーン (3419)
・メモ
今月から時間削減のため、AIによる銘柄選定と、資金投入割合の決定を実施。
こちらで用意した対象銘柄群について、過去の株価データを読み込ませた上で、直近の優待制度・内容の変更を確認させ、8月投資における優位性スコアを作成。そこに直近のテクニカル分析を加えさせて、最終的な投資銘柄と資金投入割合を決定しました。
・結果
・購入額:100,928円
・売却額:102,249円
・損益額:+1,321円
・損益率:+1.3%
→ 結果は+1.3%での着地。
同期間の日経平均の騰落率は+3.88%、TOPIXは+4.81%。
米国や韓国のハイテク株高により、AI・半導体関連銘柄が再度上昇。日経平均は史上最高値を更新。また、企業の底堅い4~6月期決算やFRBの早期利上げ観測の後退等の影響により、バリュー株も好調。TOPIXも史上最高値を更新。
一方、当手法の投資銘柄は、バリュー株好調の流れに乗り切れず、結果は微益。日経平均もTOPIXも下回る結果となりました。
(サンリオが四半期決算の影響で年初来高値を更新した時点で売り抜けられていれば、損益率は+3.7%まで上がっていましたが、それでもTOPIXに及ばず)
今回からAIによる銘柄選定と資金投入割合決定を始めましたが、そもそもの話として、AIの分析がどれほど正しいのかについては、非常に怪しいところがあります。実際に今回も、直近の優待制度・内容の変更を確認するよう指示したにも関わらず、見落としていた銘柄があり、それを指摘しなければならない事例が発生しました。自分で確認すれば一瞬で見つけられる情報さえ見落としているのですから、全体の分析結果への信用度もかなり低く見ざるを得ず、これはあまりにも致命的です。
こちらがAIの分析内容を一つひとつ確認していたら、導入目的である時間短縮は達成できません。この辺りにどう対処していくか…。非常に難しいところです。
ちなみに、AIに振り返りを行わさせたところ、「全体として、8月のアノマリー投資としては十分に合格点と言える結果です」とのこと。好調な地合いで日経平均にもTOPIXにも結構な差で負けているのに、自己評価が甘すぎるのでは…。
ただ、今後の銘柄選定・投資割合決定に今回の結果を反映させられるように、今回の結果を分析させ、「銘柄選定ガイドライン」を作成させたので、これを繰り返していけば、パフォーマンスの向上も期待できるかもしれません。
1年間トータル
※投入額を10万円として計算
損益額:+6,213円
損益率:+6.2%

